レーシックを受けて悪かった点(デメリット) その2

レーシックを受けて悪かった点(デメリット) その1はこちら。

夜間の視力低下(鳥目)について

私はバイクが大好きで、年間かなりの距離を走行します。朝から晩まで走るのが普通で、夜を徹して走ることも珍しくはありません。そこで問題となったのが、レーシック後の夜間の視力低下でした。俗に言う「鳥目」になってしまったんです。

レーシックを受けて悪かった点(デメリット)のページでは、ハロとグレアに関して説明しました。この両方に共通して言えるのは、特に夜間において症状が顕著という点です。

しかし、ハロとグレアに関しては慣れてしまえばほとんど気にならなくなりますので、私個人としては十分に想定内。しかし、ちょっとこれはイカンなと思ったのが、夜間の視力低下です。ちょっと特殊なのが、「街明かりが多少ある、中途半端な明るさ」の場所で、特に見えづらいと感じました。

逆に、完全な真っ暗闇で、頼るものがバイクのライトくらいという場所だと、そこまで気にはならないんです(それでも夜間視力の低下は感じますが)。

バイクは走り慣れているので、ある程度は経験がその辺りをカバーしてくれるのですが、遅まきながら去年取得した自動車免許の取得後に走ってみた夜間の運転はかなり怖い・・。もちろん、車の運転に慣れていない怖さもありますが、車のライト、信号の明かり、街灯、コンビニの明かり等が影響してか、周りの景色がとっても見づらいのです。

確実に夜間の視力は落ちてしまいましたね。夜は眼鏡を掛けていたときの方がはっきりと見えていたと断言できます。

しかし、先ほどにも書いたように、真っ暗な田舎道だとそこまで怖さは感じませんし、天体観測も眼鏡時代では考えられないくらいに、星空が輝いて見えます(グレアとハロ効果で余計に綺麗に見えるという怪我の功名か)。

夜間の視力低下に関しても個人差があるとは思いますが、同じくレーシックを受けた同僚や親戚に聞いても、やはり夜間の視力は落ちたと言っていました。

クリニック側の説明や、渡された資料にもこの夜間の視力低下については書いていましたが、程度の差こそあれ、ここまで夜間の視力が落ちるとは書かれていませんし、もちろん伝えてもくれませんでしたね。そこだけは、ちょっと不満に思う点ではありました。

ドライアイについて

グレア、ハロ、夜間の視力低下、そしてこのドライアイが、レーシックの殆どの合併症といっても良いでしょう。それくらいに発生頻度の高い症状となります。

私もレーシックの前からドライアイの症状は抱えており、そして手術によってさらに悪化する可能性も覚悟はしていました。確かに術後、暫くはドライアイの症状が出ており、専用の点眼を手放せない状態にはなっていましたね。

しかし、その後時間が経つに連れて、さほど気にならなくなりましたね。定期健診でも、ドライアイの症状は大分と抑えられていると言われましたし、手術から5年経った今でも、その状態は変わりません。ドライアイに関しては、私はまだ程度の軽い部類であったようです。

しかし、これもやはり個人差によって程度は大きく異なります。術後のドライアイが酷くて、目薬も手放せず、私生活にも影響が出ているといった声も聞かれます。また、元々ドライアイの症状が強かった人であれば、術後、その症状はさらにつらいものになってしまう可能性もありますね。

レーシック難民は存在するのか?

私が知っている限りは、レーシックを受けた人間に、その様な「難民」状態の人は居ませんでした。同じくレーシックを受けた同僚やその奥さん、親戚の数人も、術後とくに何も無く元気に暮らしています。

私に関しても、生活が困るような出来事には、今のところ遭遇していません。なので、正直に言えばこの言葉にはあまり実感が無いというか、この言葉の出所はともかく、レーシックが流行ることによってダメージを受けた業界の圧力があったのでは?と勘ぐってしまう部分が少しありますね。

ただし、技術力が低く、衛生状態の悪い中でレーシックを受けた人が、実際に酷い目にあった事例というものは確かに存在しています。一時期ニュースにもなったので、知っている人も多いでしょう。

レーシック業界は、一時期熾烈な価格競争が勃発しました。あちらが下げればこちらも下げるという様に、価格競争が激しくなっていきました。レーシックは、インプラントやAGA治療等と同じく、自由診療で保険が利きません。なので、価格が下がる事は我々一般市民からすれば喜ばしい事なのです。

しかし、その結果がサービスの質の低下を招きました。回転率を求めるあまりに手術が雑になり、経費の削減や人員の減少等、様々なマイナス面を露呈する事になりました。値下げによって倒産してしまったクリニックもあった程ですから、相当な低価格競争があったことは間違いありません。

その中でレーシックを受けてしまった方々の中には、あきらかな「クリニック側の過失」による、感染症や視力低下等の合併症を招いたケースがあったのです。その後、クリニック側がどういった対応で被害者のケアを行なったのかまでは調べていないのですが、自由診療にはこのような怖い一面も存在していることは間違いありません。

私には、レーシック難民が存在する・しないと断言できるほどの知識も無ければ、そのような権利もありません。実際にレーシックの後遺症によって苦しんでいる人に対して失礼ですし、まったく問題の無い、まっとうな商いをしているクリニックに対しても申し訳が立たなくなります。

結局のところ、自分の耳に入ってくる情報から判断して、その真偽を決定するのがベターでしょうね。

何が正しいのかは自分で判断する

ネットの世界には、「情弱」という言葉があります。やや差別的な表現のような気もしますが、「情報弱者」といって、正しい情報が伝わっていない、または理解できていない層の事を指す言葉です。元々は情報格差が正しい使い方なのですが、ネットの世界ではややネタ的な要素もあり、こう呼ばれているようです。

現在では、知りたい情報が即座にいくらでも手に入る時代となりましたが、その反面、情報が多すぎて何が正しいのかが分からなくなっている現状でもあります。

レーシックを初めとして、ハゲはこうやって治せとか、がんに効果的な方法はこうだとか、1日数分の作業で100万稼ぐ方法といった、怪しすぎる情報がテンコモリです。

でも、最終的にその情報を信じるのは個人の自由です。私だって、レーシックを受けた当事は、先輩の言葉をそのまま鵜呑みにしてましたから(笑)。それでも、レーシックは受けて本当によかったと満足していますし、後悔もまったくしていません。

得られたメリットが本当に大きくて、レーシック後に初めて見た星空がキレイすぎて、泣きそうになった感動もありました。

結局は、提供される膨大な情報の中から、何が正しいのかを自分で判断して、自己責任の上で物事を決定していくしかないんですよね。

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