手術が終わった当日の夜は、防護メガネをしっかりと装着し、睡眠中の不慮の事態にも備える配慮を行ないました。
しかし、眠りに着く前の暗い部屋の中、今まではぼやけて見えていなかった部屋の隅々までがはっきりと見え、それが嬉しくて楽しくて、なかなか寝付くことができませんでした(防護用メガネが邪魔でこれまた寝つきも悪くなってしまったのですが)。
さて、無事に翌朝を迎えることが出来ました。防護メガネもしっかりと装着されたままです。朝一番の点眼を行ない、炎症を抑える薬も服用。術後しばらくはきつかった目がしみるような症状は、昨晩から徐々に治まり、翌日の朝にはほとんど治まっていたので、これ以降痛み止めを服用することはありませんでした。
レーシックでは、通常は術後に翌日検診が行なわれます。昨日の今日ですから、非常に大切な検診となります。検診は午後一からの予約にしていたので、ゆっくり目に起きて電車で大阪市内までGO。しかし、本日は土曜日。昨日の電車よりもなんだか人が多いような気がします。
絶対に目に衝撃が行かない様に気をつけながら、周りの乗客の動きに気を配ります。背の高い人の肩が目にふれるかもしれませんし、突然貧血で倒れた人の頭が私の目に向かって頭突きを食らわせてくるかもしれません。周りから見れば、謎の怪しい防護メガネを装着した不審者が、きょろきょろとあたりを見渡すような光景に見えて、滑稽に写っていたことでしょう。笑
さて、無事クリニックまで到着しました。この時点で、感覚的な感想としては、すでにしっかりと視力が出ているような感じでした。青い空、流れる雲、ビルの窓枠や改札入り口の電工表示等、今までみていた景色とは別世界がそこに広がっているような、そんな景色がここまで来る途中で広がっていたのをはっきりと見ていたからです。
「世界が明るく見えた」
これは大げさな表現ではなく、少なくとも私にはそれくらいにいつもの周りの景色が輝いて見えていたのです。
いよいよ翌日検診の順番が回ってきました。この検診で、作成したフラップがしっかりと装着されているかや、炎症の有無、視力等をチェックします。そして、一番気になっていた視力の結果ですが、無事1.5まで回復!メガネによる矯正でも、1.0も出ていなかった身としては非常に嬉しい結果となりました。1.5なんて数字、小学校の時でも出ていませんでしたからね。
角膜の状態もチェックが入りますが、こちらも問題なし。フラップも綺麗に収まっているとのこと。異常なしの診断となりました。
この翌日検診はだいたい30分程で終了です。この30分のためだけに、片道1時間半をかけて大阪市まで足を運ぶのはなかなか骨が折れますが、我が目の健康のためです。文句は言ってられません。
検査が終了し、寄り道することなくそのまま自宅まで直帰。帰り道のコンビニでアメリカンドッグを購入して遅い昼ごはん。ゆっくりとぼとぼと地下鉄までの道中を歩いたのですが、やはり世界が明るく見える。初夏を迎えた心地よい気候も手伝ってか、非常に晴れやかな気持ちで帰宅しました。
クリニックの帰りに食べたアメリカンドッグ。
なぜだかわからないが美味しかった。きっと晴れやかな気持ちがそうさせたのだろう(笑)