手術を行なう前に、やっておかなければならないことがあります。それは、手術3日前からの毎日の点眼です。これは、手術当日までに、完全な抗菌状態を作り出し、手術による感染症を防ぐ目的で行ないます。
ここはめんどくさがらずに、しっかりと1日3,4回に分けて点眼を行ないます。クリニック側の説明からも、しっかりと点眼を行なうように説明がありました。それはそうですよね。点眼をおろそかにして、目の中に少しでも菌が残っていれば、それだけ手術中になんらかの合併症を起こしてしまう可能性を上げてしまうわけですからね。
また、私の場合ですが、手術の3日前はなるべく目を酷使することを避けました。私はWeb系の仕事に属しており、普段からPCのモニターとにらめっこする時間が長いのですが、手術の3日前ははなるべく定時で仕事をあがるようにし、夜も目を休めるように努めていました。
これもクリニック側に手術前の3日の過ごし方を質問した際に言われたことで、他にも温泉に入ったり、プールで泳いだりといった目に負担のかかることは避けて欲しいとの説明もありました。
なかなか細かい部分まで考えてくれる良いところだな、という印象を受けましたが、ドライに考えてみると、患者=お金でもあるわけで、万一手術が失敗するようなことにでもなれば、患者から訴えられて、手術日以上の大金を支払う結果になりかねませんからね。まあこんなひねくれた考えをしてしまう私は、お察しの通り人からも結構ドライに見られがちな様子(笑)
さて、手術の前日となり、さすがに少し緊張してきました。
事前に手術を受けた先輩から、「手術している最中も視力があるので、目の中で何かされているのが見えるから怖い」と聞いていましたので、いったいどんな感じで眼球をいじくられるのかと、色々と想像を巡らせながら手術の様子を妄想したりしていました。
それでも、実際に手術を受けてみないと何も分かりません。私は「なるようになるさ」という、持ち前の気持ちの切り替えを行ない、その日は早くに寝ることにしました。